【実例写真つき】おしゃれな外壁「塗り壁」とは?

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「外壁」は家の印象を大きく左右する大切な要素です。そこで道行く人も思わず目を止めてしまうような「塗り壁」を取り入れて、おしゃれな家を叶えてみませんか?

塗り壁と聞くと、昔ながらの古風な外壁をイメージする人も多いかもしれません。しかし塗り壁は機能性やデザイン性に優れ、近年注目を集めています。

この記事では、塗り壁のメリット・デメリットや種類な”どの解説とともに、写真を交えた実例をご紹介していきます。職人ならではの技術による美しい塗り壁をぜひお楽しみください。

最後まで読み終わるころには塗り壁について深く理解ができ、実際に取り入れたい塗り壁が具体的にイメージできるようになります。

<目次>

  1. 1. 職人のセンスが光る「塗り壁」とは?
  2. 2. 外壁を塗り壁にする 3 つのメリット
    1. 2-1. 唯一無二の外壁でおしゃれになる
    2. 2-2. ナチュラルな仕上がりを楽しめる
    3. 2-3. 耐火性に長けている
  3. 3. 外壁を塗り壁にする 4 つのデメリット
    1. 3-1. 費用が高く、工期も長い
    2. 3-2. ひび割れしやすい
    3. 3-3. 汚れが目立ちやすい
    4. 3-4. 仕上がりは職人の腕にかかっている
  4. 4. 塗り壁材の種類は大きく分けて 5 つ
    1. 4-1. 粒子が細かくツルツルした「漆喰」
    2. 4-2. 粒子が粗くザラザラした「珪藻土」
    3. 4-3. 低価格が魅力の「モルタル」
    4. 4-4. 伝統的なモダンさを感じられる「土壁」
    5. 4-5. 国内シェアトップの「ジョリパット」
  5. 5. 塗り壁以外にはどんな素材が住宅の外壁に使われる?
    1. 5-1. リーズナブルな「サイディング」
    2. 5-2. 耐久性に優れた「タイル」
  6. 6. 塗り壁が汚れたらどうする?メンテナンスはどうしたらいい?
  7. 7. 塗り壁の費用相場について
  8. 8. 内装を塗り壁にするとモダンな印象になる!
  9. 9. 塗り壁は DIY できるが注意点もある
  10. 10. 塗り壁を使ったおしゃれな住宅の実例 7 選
    1. 10-1. 存在感を放つ美しいホワイトカラーの塗り壁を用いた住宅
    2. 10-2. ホワイト×ブラウンのコントラストが上品な塗り壁の家
    3. 10-3. 塗り壁でクールなグレーカラーを柔らかい印象に仕上げた外壁
    4. 10-4. 高級感を与える深みのあるグレーの塗り壁
    5. 10-5. 和の空間を感じられる広々とした玄関
    6. 10-6. 美しいらせん階段と天井の漆喰が織り成すゴージャスなリビング
    7. 10-7. 穏やかな淡いグリーンの塗り壁が映えるキッチン
  11. 11. まとめ

1. 職人のセンスが光る「塗り壁」とは?

積み重なりの家 (建築家 : 荻原 雅史) の作品画像 積み重なりの家 (建築家 : 荻原 雅史) の作品画像 積み重なりの家 (建築家 : 荻原 雅史) の作品画像
積み重なりの家 (建築家:荻原 雅史

「塗り壁」とは、下地の上に自然素材でできた壁材を何層も塗って仕上げる工法です。表面に出る層を塗装する作業を「上塗り」と呼び、塗り壁はこの上塗りに土や漆喰、珪藻土などの自然素材でできた壁材を塗って仕上げます。

日本の歴史を振り返ると、民家や蔵、お城などの外壁には塗り壁が使われています。その長い歴史で証明された耐久性や安全性、さらには職人の意匠性が注目され、近年では自宅の外壁に塗り壁を取り入れたいと考える人が増えているのです。

塗り壁はすべて、職人による手作業で行われます。土や砂などの自然素材を使って職人の個性や経験を反映させるため、まさに日本の伝統を受け継いだ工法といえるでしょう。

また仕上げ方次第で風合いを自由に変えられることから、和風住宅のみならず洋風住宅にも広く使われています。

2. 外壁を塗り壁にする 3 つのメリット

ここでは外壁を塗り壁にする 3 つのメリットをご紹介します。ほかの壁材にはないメリットもあるため、ぜひチェックしてみてください。

2-1. 唯一無二の外壁でおしゃれになる

through house スキップフロアの家 (建築家 : 松尾宗則 ・ 松尾遥) の作品画像 through house スキップフロアの家 (建築家 : 松尾宗則 ・ 松尾遥) の作品画像 through house スキップフロアの家 (建築家 : 松尾宗則 ・ 松尾遥) の作品画像
through house スキップフロアの家 (建築家:松尾宗則 ・ 松尾遥

すべてが職人の手作業で作られる塗り壁は、唯一無二の外壁となります。職人のコテさばきや刷毛の種類によっても仕上がりがまったく異なるため、理想の仕上がりをしっかり伝えれば、ほかにはないおしゃれな外壁を作れるでしょう。

また独自性のある外壁を作るなら、オリジナルデザインを取り入れられるかを相談してみるのもおすすめです。

柔軟な対応ができる業者ならば、塗り壁に家族の手形を入れたり、ガラスやビー玉などを埋め込んで華やかにしたりといった希望も叶えてくれるでしょう。職人の手作業だからこそできるオリジナリティは、塗り壁の大きな魅力です。

2-2. ナチュラルな仕上がりを楽しめる

塗り壁はナチュラルな仕上がりを楽しめるのも魅力です。土や漆喰といった自然素材を多く取り入れているため、素材からにじみでるナチュラルな風合いを感じられます。

さらに、サイディングやタイルなどの「張って仕上げる」壁材はデザインが均一になりますが、塗り壁は手作業のため必ずしも均一になるわけではありません。仕上げにどの壁材を選び、どのように塗るかで手触りや雰囲気がまったく異なるため、手作業ならではの気取らない自然な温かみを楽しめるでしょう。

2-3. 耐火性に長けている

自然素材が主成分となる塗り壁は、耐火性に長けている点もメリットです。塗り壁に使われる「モルタル」や「漆喰」などは、建築基準法に基づく告示で定められた「不燃材料」とされており、耐火性において高い評価を得ています。

この特性は古くから利用されてきました。日本の古民家には障子や襖といった紙でできた燃えやすい素材が多く使われていますが、内壁や外壁を燃えにくい塗り壁で仕切ることで、万が一火災が発生した場合でも炎が燃え広がるのを防いでいたのです。

3. 外壁を塗り壁にする 4 つのデメリット

魅力的な塗り壁ですが、メリットばかりではありません。どんなものにも一長一短があるため、しっかりとデメリットも把握しておきましょう。デメリットを知っておくと理想の外壁作りに役立ちます。

3-1. 費用が高く、工期も長い

これまでにもお伝えしたように、塗り壁はすべて職人の手作業で行われるため、費用が高くなってしまう点がデメリットとして挙げられます。加えて選ぶ塗り壁材や施工範囲、下処理の難易度など、さまざまな要素が絡み合って費用が決まるため定価ではありません。

とはいえ職人が手間暇かけて細かい技術を用いながら作業するので、料金が高くなってしまうのは当然といえるでしょう。

またサイディング工法などに比べて工期も長くかかります。塗り壁は塗ったら終わりではなく、しっかりと硬化するまで完成しません。ゆとりをもった工事期間を見通す必要があるでしょう。

3-2. ひび割れしやすい

塗り壁は時間の経過とともに水分が抜け、体積が減少してひび割れを起こしやすい点もデメリットです。塗り壁のひび割れはどんなに気をつけていても起りうることですので、「定期的にメンテナンスが必要」と前もって認識しておいたほうが気持ちが楽になるかもしれません。

しかし塗り壁はひび割れがしやすい反面、補修しやすい特徴もあわせもっています。表面が割れただけの軽いひび割れなら、ご自身でのメンテナンスも可能です。

3-3. 汚れが目立ちやすい

塗り壁は汚れが目立ちやすいのも難点です。通常、どのような外壁であっても雨風や紫外線などによる刺激で汚れてしまいます。しかし塗り壁の場合は仕上げ方の性質上、表面に凹凸ができるため、より汚れが目立ってしまうのです。

そのためキレイな状態を保つには、ひび割れと同じように定期的なメンテナンスをする必要があるでしょう。

塗り壁の種類によっては、汚れが目立ちにくいものもあります。たとえば漆喰は、強アルカリ性による自浄作用と高い防水性により比較的汚れにくい利点があります。塗り壁を選ぶときには、各壁材の特徴をていねいに比較するとデメリットを軽減できる場合もあるでしょう。

3-4. 仕上がりは職人の腕にかかっている

塗り壁は手作業で行われるため、仕上がりは職人の手にかかっています。全体的な見栄えはもちろん、細かなデザインセンスも職人任せになってしまうので不安に感じる人もいるかもしれません。

理想の外壁を叶えるには、依頼する設計会社の過去の事例を確認したり、打ち合わせ時に妥協せずしっかり希望を伝えたりといった努力が必要です。

4. 塗り壁材の種類は大きく分けて 5 つ

ここからは実際に使われるケースの多い塗り壁材を 5 種類ご紹介します。塗り壁材は材質によって異なる特徴があるため、仕上がりや機能性をしっかり確認しておくと後悔せずに依頼できるでしょう。

4-1. 粒子が細かくツルツルした「漆喰」

らせんのいえ (建築家 : 佐竹 永太郎) の作品画像 らせんのいえ (建築家 : 佐竹 永太郎) の作品画像 らせんのいえ (建築家 : 佐竹 永太郎) の作品画像
らせんのいえ (建築家:佐竹 永太郎

塗り壁の代表格である「漆喰」は、原材料に消石灰(水酸化カルシウム)を使用しています。もとはサンゴ礁を原料とした自然由来の成分です。

漆喰のおもな特徴は、抗菌力や防カビ効果があること。これは消石灰の強アルカリ性の性質が影響しています。また耐久性・耐火性にも優れているため、城壁や神社仏閣といった建物に使用されています。

触り心地は粒子が細かくツルツルしており、チリやほこりもつきにくいため、ザラザラした手触りが苦手な人や洋風の住宅にしたい人におすすめです。

4-2. 粒子が粗くザラザラした「珪藻土」

近年よく耳にする「珪藻土」も塗り壁によく使われます。珪藻土とは藻の一種である珪藻の死骸が、海底に蓄積してできた土のことです。粒子が荒くザラザラした質感で、和風住宅の外壁によく使用されています。

また調湿効果に優れているため結露などを防いでくれる嬉しいメリットもあります。よく比較される漆喰も調湿性に優れていますが、珪藻土のほうがより高い効果を発揮するでしょう。湿度が高い地域に住んでいる人はぜひ検討してみてください。

4-3. 低価格が魅力の「モルタル」

白い豆腐 (建築家 : 保坂 裕信) の作品画像 白い豆腐 (建築家 : 保坂 裕信) の作品画像 白い豆腐 (建築家 : 保坂 裕信) の作品画像
白い豆腐 (建築家:保坂 裕信

価格を抑えたい場合におすすめなのが「モルタル」です。モルタルとは、セメントに砂と水を混ぜ合わせて作る塗り壁材のこと。

ひび割れしやすく定期的なメンテナンスが必要であるものの、ここでご紹介している 5 種類のなかで最も安価なので気軽に取り入れやすいでしょう。さらに意匠性に優れる点も魅力です。

ただしモルタルにはさまざまな仕上げ方法があり、職人の腕前がハッキリとあらわれます。そのため理想を叶えてくれる腕のいい職人を見極めることが重要です。

4-4. 伝統的なモダンさを感じられる「土壁」

日本の歴史上、最も多く取り入れられてきた「土壁」は、湿気の多い日本の気候に適した塗り壁材です。その名のとおり土を固めて作られた自然素材で、断熱性・防火性・調湿性・防音性といった機能面に長けています。

時代が進むにつれて経済的にコストを抑えた壁材が開発されたことで、土壁が使われる機会も減少してしまいましたが、最近では「環境や人に優しい素材」と「高い機能性」がふたたび注目されているのです。

土壁の手触りは、ザラザラした土感の強いものから、表面を磨き上げてツルツルしたものまで幅広く存在します。配合する土の成分や混ぜ具合によって、質感や色が調節できるのもオリジナリティを出せるポイントです。

4-5. 国内シェアトップの「ジョリパット」

「ジョリパット」とは、住宅関連用品などを取り扱う会社「アイカ工業」が販売しているモルタル塗装の一種です。粘性のある壁材のためひび割れしにくく、耐火性にも優れています。

ジョリパット最大の魅力は、ほかにはない豊富なデザインです。 180 種類以上のカラーと 100 種類以上のデザインがあるため、住宅の雰囲気に合わせた理想の外壁が見つかります。ほかの住宅にはない、こだわりの外壁を希望している人におすすめです。

5. 塗り壁以外にはどんな素材が住宅の外壁に使われる?

ここからは塗り壁以外の素材を簡単にご紹介します。それぞれの特徴をおさえて比較してみてください。

5-1. リーズナブルな「サイディング」

マドノスミカ (建築家 : 御手洗 龍) の作品画像 マドノスミカ (建築家 : 御手洗 龍) の作品画像 マドノスミカ (建築家 : 御手洗 龍) の作品画像
マドノスミカ (建築家:御手洗 龍

「サイディング」とは、パネル形状の外壁材のことです。パネルをはめ込んでいく方法のため、施工が簡単で塗り壁のように職人の高度な技術は要りません。こうした点から人件費や工事費が安く済むうえに、工期も短いのが特徴です。現在の日本では最も普及している壁材といわれています。

5-2. 耐久性に優れた「タイル」

「タイル」は、石や土などの自然素材を 1,300 度の高温で焼き固めて作られます。そのため最低でも 1,300 度までの熱に耐えることができ、耐火性・耐熱性に優れているといえるでしょう。また非常に硬い素材でできているため耐久性もあり、長期的に見てメンテナンスが不要である点も大きな特徴です。

6. 塗り壁が汚れたらどうする?メンテナンスはどうしたらいい?

汚れが目立ちやすいデメリットがある塗り壁ですが、汚れを見つけたときのメンテナンス方法を身につけていれば安心です。ここでは塗り壁のメンテナンス方法をご紹介します。

汚れが出てきてあまり時間が経っていないのであれば、ご自身でメンテナンスが可能です。以下の順番で試してみてください。

  1. ホースなどを使って水洗い
  2. 柔らかいブラシなどでこすり洗い
  3. 水洗いで落ちなければ洗浄剤を塗布(ピューラックスSなど)

塗り壁のメンテナンスは、刺激が少なく優しい方法から試していくのが鉄則です。水洗いで落ちなければブラシでこすり、それでも落ちなければ洗浄剤を使いましょう。

また経年によるしつこい汚れや、自分では修復できないような箇所の汚れは業者へ依頼してメンテナンスしてもらうのがおすすめです。費用はかかりますが、時間や労力の節約になるうえに、壁材に応じて適切な洗浄を行ってくれるため満足のいく仕上がりとなるでしょう。

7. 塗り壁の費用相場について

塗り壁の費用相場は、 30 坪程度の家ならば「約 100 〜 150 万円」といわれています。

しかし先にもご紹介したとおり、塗り壁の費用は定価ではなく、さまざまな要素によって決まるため一概にはいえません。どのような仕上げ方が理想なのか、どの素材を選ぶのかなどによって価格は大きく変動します。

そのため塗り壁を依頼するなら施工業者との打ち合わせ時に、予算と理想を確実に伝えておくことが重要です。すべて手作業で作る塗り壁ですから、業者は依頼主の要望に応じた提案をしてくれるでしょう。

8. 内装を塗り壁にするとモダンな印象になる!

Crown Heights Garden (建築家 : 松田 仁樹) の作品画像 Crown Heights Garden (建築家 : 松田 仁樹) の作品画像 Crown Heights Garden (建築家 : 松田 仁樹) の作品画像
Crown Heights Garden (建築家:松田 仁樹

塗り壁と聞くと、外壁をイメージする人も多いかもしれません。しかし塗り壁を内装に用いても多くのメリットが受けられます。

まず塗り壁の特徴である「調湿性」は、夏は涼しく、冬は温かく室温を保つために最適です。さらに「防火性」に優れた塗り壁を室内にも使用することで、火災が発生したときも炎が燃え広がりにくいため安心材料となるでしょう。こうした塗り壁ならではの優れた機能性により、安全かつ快適な室内を実現できます。

さらに、ほかにはない塗り壁ならではの風合いを室内に取り入れられる点も魅力です。自然素材から感じられるモダンな雰囲気を、日常的に楽しめる素敵な空間になるでしょう。

9. 塗り壁は DIY できるが注意点もある

塗り壁は DIY も可能です。最近では、女性一人でも簡単に DIY できるセットが販売されています。

しかし塗り壁の DIY には注意点があります。塗り壁材は天然素材ですが、 100 %安全とはいえません。誤って目に入ってしまったり手で触れたりすると危険な成分も入っているケースもあるため、取り扱いには充分な注意が必要です。

また本来、何十年も修行を積んだ職人が行う塗り壁は、素人が DIY に挑戦しても納得のいく仕上がりにならないケースも多いのです。とくに外壁は範囲も広く作業も大変ですので、キレイな仕上がりを求めるのならプロに任せたほうが安心でしょう。

10. 塗り壁を使ったおしゃれな住宅の実例 7 選

最後に塗り壁を採用したおしゃれな住宅の実例を 7 つピックアップしてご紹介します。

10-1. 存在感を放つ美しいホワイトカラーの塗り壁を用いた住宅

ガレージハウス | House with a garage (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像 ガレージハウス | House with a garage (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像 ガレージハウス | House with a garage (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像
ガレージハウス | House with a garage (建築家:伊原 孝則

こちらの住宅の外壁には、光を神々しく反射させるような存在感のあるホワイトカラーを用いた塗り壁が採用されました。景観の良い正面にはブラックのフレームを使ったピクチャーウィンドウがあり、しっかりと自然を暮らしに取り入れています。

休日にはガレージで愛車のお手入れをしたり、芝生のある屋上でくつろいだりと、小さな楽しみを散りばめた造りが魅力的です。

10-2. ホワイト×ブラウンのコントラストが上品な塗り壁の家

2つのリビングの家 (建築家 : 田中 洋平) の作品画像 2つのリビングの家 (建築家 : 田中 洋平) の作品画像 2つのリビングの家 (建築家 : 田中 洋平) の作品画像
2つのリビングの家 (建築家:田中 洋平

優しい印象があるホワイトの塗り壁と、木目が美しい無垢材を外壁に使用したこちらの住宅。温かみのあるホワイト×ブラウンのコントラストにより、訪れる人をそっと受け入れてくれる上品な仕上がりとなっています。

またお客さまと建築家の話し合いにより実現した 2 つのリビングは、パブリックな空間とプライベートな空間を分け、機能的な住宅を叶えました。

10-3. 塗り壁でクールなグレーカラーを柔らかい印象に仕上げた外壁

km 2018- (建築家 : 光本直人+濱名直子) の作品画像 km 2018- (建築家 : 光本直人+濱名直子) の作品画像 km 2018- (建築家 : 光本直人+濱名直子) の作品画像
km 2018- (建築家:光本直人+濱名直子

クールで気品あふれるグレーカラーのみを採用したこちらの住宅。冷たい印象に偏りすぎないように、職人の温かみを感じられる塗り壁の外壁にしています。

一見キリッとした見た目ですが、一歩家の中に入ると至る所に無垢材が使用されたナチュラルな空間となっています。まさに中と外のギャップに魅了される住宅です。

10-4. 高級感を与える深みのあるグレーの塗り壁

「 T 」型のボリューム (建築家 : 保坂 裕信) の作品画像 「 T 」型のボリューム (建築家 : 保坂 裕信) の作品画像 「 T 」型のボリューム (建築家 : 保坂 裕信) の作品画像
「 T 」型のボリューム (建築家:保坂 裕信

高級感を漂わせるシックなグレーやブラックの外壁を採用したこちらの住宅。素っ気ない印象になりがちなカラーですが、面積の大きいグレー部分を塗り壁にすることで温かい雰囲気もあわせもっています。

また近所の公園を眺められるテラスの壁は、あえて黒にすることで「公園を切り取った額縁」を表現しています。

10-5. 和の空間を感じられる広々とした玄関

登り梁の家 (建築家 : 田中 洋平) の作品画像 登り梁の家 (建築家 : 田中 洋平) の作品画像 登り梁の家 (建築家 : 田中 洋平) の作品画像
登り梁の家 (建築家:田中 洋平

こちらは伝統的な和の雰囲気を大切にした平屋住宅です。一歩足を踏み入れると、高級感を味わえる石のタイルが施された広い玄関が出迎えてくれます。

天井と左側の壁にはナチュラルな無垢材を使用、正面にはあえてムラを活かした塗り壁を選び上品な玄関となりました。加えて天井と靴箱の下に設計された間接照明が、さらにおしゃれな空間へと導いてくれます。

10-6. 美しいらせん階段と天井の漆喰が織り成すゴージャスなリビング

らせんのいえ (建築家 : 佐竹 永太郎) の作品画像 らせんのいえ (建築家 : 佐竹 永太郎) の作品画像 らせんのいえ (建築家 : 佐竹 永太郎) の作品画像
らせんのいえ (建築家:佐竹 永太郎

大きならせん階段がリビングの中央に設計されたこちらの住宅。通常、カーブが施された天井に塗り壁を採用するのは非常に難しい施工です。プロの左官職人でも高い技術が求められるため、まさに知識と経験を熟練させた職人が織りなせる技といっても過言ではありません。

また吹き抜けリビングは開放感や高級感を味わえて、リラックス空間にピッタリの間取りです。デザイン性の高いゴージャスな部屋で家族だけの贅沢な時間を過ごせるでしょう。

10-7. 穏やかな淡いグリーンの塗り壁が映えるキッチン

surround house 団欒を囲う家 (建築家 : 松尾宗則 ・ 松尾遥) の作品画像 surround house 団欒を囲う家 (建築家 : 松尾宗則 ・ 松尾遥) の作品画像 surround house 団欒を囲う家 (建築家 : 松尾宗則 ・ 松尾遥) の作品画像
surround house 団欒を囲う家 (建築家:松尾宗則 ・ 松尾遥

こちらの住宅のキッチンには、壁や天井に優しい色合いのグリーンを用いた塗り壁を使用しています。パキッとした色ではなく、穏やかな気持ちになれる色彩のため主張は激しくありません。

また 2 階の廊下には子どもたちが楽しい毎日を過ごせるようにと「うんてい」を設けました。子どもたちが成長してしまったあとには、ちょっとしたランドリールームのような使い方も可能です。

11. まとめ

職人による手作業で、ほかにはない唯一無二の外壁が作れる「塗り壁」。長い日本の歴史で使われてきている工法で、防火性や耐久性などにも優れており、家族で安心して過ごせる住宅を建てられます。

ただし仕上がりのキレイさやデザイン性などは、作業をする職人の腕にかかっている点に注意が必要です。後悔しない塗り壁にするためにも、予算など希望をしっかりと伝えて設計業者と綿密に打ち合わせを重ねましょう。

「titel(タイテル)」では注文住宅を建てたいお客さまに、建築家や設計事務所をご紹介しています。センスのある熟練した職人におしゃれな塗り壁を施工してもらいたい人は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。