「注文住宅を建てたい」と思ったとき、何から始めたらいいか、誰にどういう話を聞けばいいかよくわからず、このような疑問をもっていたりはしませんか?
「ハウスメーカー・工務店・設計事務所はどう違うの?」
「それぞれのメリット・デメリットは?」
「誰に頼むのが一番コストを抑えられるの?」
まずは、お悩みの方へのポイントのまとめです
よくある疑問やお悩みにお答えするために、この記事ではハウスメーカー・工務店・設計事務所それぞれのメリットとデメリットを 7 つの項目から徹底比較します。
どの相手を選ぶかは、あなたが何を優先して家を建てたいかによります。コストを抑えたいのか、早く建てたいのか、自由な設計をしたいのか、あなたの家づくりに大切なものはいったい誰が得意なのか、それぞれの解説を見て後悔しない決め方をしてください。
目次: ハウスメーカー・工務店・設計事務所の違いとメリット・デメリット
【 動画解説版 】ハウスメーカー・工務店・設計事務所の違いと選び方
また、タイテルでは【 ハウスメーカー・工務店・設計事務所の「選び方」講座 】などの家づくりの無料講座 も行なっています。まずは知識をつけたい、家づくりのプロに直接教えてほしいという方は、ぜひ無料講座 も活用してみてください。
比較すべきことそれぞれについて、ハウスメーカー・工務店・設計事務所の特徴と選び方のポイントを詳しく解説します。「人に説明してもらいたい」「自分たちに合った相手が誰なのか知りたい」という方は、一級建築士に無料相談 をつかって客観的なプロの意見を聞いてみることもできます。
ビジネスモデルの違いにより、ハウスメーカーと建築家では、それぞれ違うものに対してお金を払うことになります。
《 ハウスメーカーの場合 》
華やかなテレビ CM をよく見たり、立派な住宅展示場で熱心な営業マンが話をしてくれることがあったりすると思いますが、 ハウスメーカーはマーケティングに多くの費用をかけるビジネスモデルをとっています。ハウスメーカーで家を建てる場合、建物費用の約 30~50% が営業経費であると言われています。つまり、建て主が支払うお金の約 1/3 から 1/2 は、建築工事や住宅資材ではなく、営業やマーケティングにかかる費用です。
これは良い悪いではなく、そういうビジネスモデルだということを認識することが大切です。ハウスメーカーは、似た商品を大量生産することによって 1 軒あたりのコストを下げて、マーケティングでたくさんの顧客を獲得し、自分たちの商品を気に入ってくれた顧客に対してリーズナブルな価格の家を売っている会社です。ハウスメーカーのカタログにのっている商品が気に入った場合は、それ以上に価格が下がることはなく、とても割安に家が買えるという建て主のメリットにつながります。
《 設計事務所の場合 》
設計事務所に家づくりを頼む場合は、マーケティング・コストに対してではなく、建築家に設計してもらうことに対してお金を払うことになります。設計事務所の家づくりは、設計料という部分だけを切り取ると、ハウスメーカーに比べて高い金額になります。ハウスメーカーの「商品」をカタログから買うわけではなく、ゼロから建て主の希望に沿った間取りやデザインを考えていくため、建て主はその時間・作業・発想力などに対してお金を払うことになります。
建築家への設計料は建築価格の 10~20% ほどであることが多いです。ほとんどの設計事務所はマーケティングなどは行っていないため、この 10~20% の費用は建築家の実際の仕事に対してお金を支払っていることになります。ハウスメーカーは規格や商品がある程度決まっていることが多いので、設計料はそこまで高くならない傾向にあります。
このように、ハウスメーカーと設計事務所のビジネスモデルは全くちがいます。ハウスメーカーはマーケティングや大量生産に経費を使い、建築家はそれぞれの建て主への設計に時間とお金をつかっています。建主にとってみれば、営業経費(によるスケール・メリット)にお金を払うのか、個別の設計作業(による自由なデザイン)に対してお金を払うのかの違いです。どちらが良いか悪いかではなく、あなたが求めているものが何かを考え、それをより叶えてくれる相手を見つけることが、後悔しない家づくりをする上でとても大切なことになるでしょう。
家づくりを考え始めると、「坪単価」という言葉をよく耳にすると思います。坪単価とは、1 坪(約 3.3 平方メートル)の床面積に対して、どれくらいの建物費用がかかるのかを示す単位です。「坪単価 100 万円」の場合は、「延床面積 3.3 平方メートルごとに 100 万円の建物費用がかかる」ということになります。
ここで知っておくべきことは、ハウスメーカー・工務店・設計事務所でそれぞれ坪単価の定義が違うということです。
ハウスメーカーの坪単価には多くの付帯工事が含まれていないことが多く、空調・照明・外構・カーテンなど必要な工事が含まれていないことがあるため、「坪単価 ●● 万円」とは別にお金を払う必要があることがあります。そのため、ハウスメーカーの坪単価は低く見える(=安く建てられるように見える)ことが多く、正しく判断するにはすべての費用をしっかりと認識することが大切です。付帯工事を入れてもハウスメーカーが安くなることもあれば、全部入れたら工務店や建築家の方が安かったということもあります。
建築家の坪単価には、これらの付帯工事がすべて含まれていることが多いため、一見すると坪単価が高いように見えます。大切なことは、ハウスメーカーと建築家の坪単価は別物であるということを知っておき、トータルでいくらの費用がかかるのかをしっかりと認識できるようにすることです。特に、見積もりに「別途」と書かれていることがあったら、その費用は具体的にいくらくらいかかりそうなのか、契約をする前にしっかりと把握しておくようにしましょう。
坪単価や建物費用のことを詳しく知りたい・自分たちの場合はどれがいいのか知りたいと言う方は、一級建築士への無料相談 も活用してみてください。たくさんの家づくりに関わってきた専門家が、あなたに合った選択肢を客観的にアドバイスしてくれます。
見積書の見かたやそれぞれの違いについて詳しく知りたい方は、注文住宅の見積もりの正しい見方とは? の解説記事もあわせてご覧ください。
注文住宅の流れについて詳しく知りたい方は、
注文住宅で家を建てる:流れや期間を徹底解説 の記事をご覧ください。
建物を建てるには、それぞれの専門領域を役割とする 3 者のプロフェッショナルが必要です。
ハウスメーカーや設計施工の工務店は、設計・施工・監理のすべてを一社に任せられることで「ラク」というメリットがありますが、正しいプロセスや価格を第三者のプロにしっかりとチェックしてほしい場合は設計事務所が合っています。
それぞれのポイントで比較した通り、ハウスメーカー・工務店・設計事務所にはそれぞれの特徴があり、あなたが何を優先して家づくりをしたいかによって選ぶべき相手が変わってきます。
一般的にはこのようなメリットとデメリットがありますが、家づくりにはほかにも色んな要素があるため、「自分に合った相手が誰なのか、専門家の意見を聞いてみたい」という方は、タイテルの一級建築士に無料相談 をご利用ください。
タイテルは主に建築家の紹介を行なっている会社ですが、「自分にも無理やり建築家を勧められるんじゃないか?」と思われているのであれば、むしろその逆です。建築家との家づくりをよく知っているからこそ、設計事務所が合う人と合わない人をよく理解しています。建築家が合わなそうな方には、合わないことを正直にアドバイスしています。
一生に一度の大切な家づくりは、後悔しない決め方をしなければ建て主も設計者もみんなが不幸せになってしまいます。
家づくりの専門家のフェアな意見を聞いて、自分に合った家づくりの相手を見つけましょう。
「じゃあ実際、わたしの家づくりにはどれがオススメなの?」「ハウスメーカーや工務店にこんなことを言われてるけれど、どうやって判断すればいいの?」と思っているあなた、ぜひタイテルの建築アドバイザーにご相談ください。
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