ハウスメーカー・工務店・設計事務所の7つの違いと選び方

ハウスメーカー・工務店・設計事務所7 つの違い後悔しない選び方

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「注文住宅を建てたい」と思ったとき、何から始めたらいいか、誰にどういう話を聞けばいいかよくわからず、このような疑問をもっていたりはしませんか?

「ハウスメーカーと工務店はどう違うの?」

「設計事務所・建築家って、そもそも家づくりを頼めるの?」

「それぞれのメリット・デメリットは?」

「誰に頼むのが一番コストを抑えられるの?」

よくある疑問やお悩みにお答えするために、この記事ではハウスメーカー・工務店・設計事務所それぞれのメリットとデメリットを 7 つの項目から徹底比較します。

どの相手を選ぶかは、あなたが何を優先して家を建てたいかによります。コストを抑えたいのか、早く建てたいのか、自由な設計をしたいのか、あなたの家づくりに大切なものはいったい誰が得意なのか、それぞれの解説を見て後悔しない決め方をしてください。

目次: ハウスメーカー・工務店・設計事務所の違いとメリット・デメリット

  1. 1. それぞれの概要:ハウスメーカー・工務店・設計事務所
  2. 2. メリット・デメリットのまとめ
  3. 3. 詳しい比較と選び方のポイント
    1. 3-1. 柔軟さ・自由さ
    2. 3-2. コスト
    3. 【コラム 1 】ハウスメーカーの営業経費と建築家の設計料
    4. 【コラム 2 】「坪単価」はみんなちがうものを指している?
    5. 3-3. 品質・性能
    6. 3-4. 手間・楽さ
    7. 3-5. 速さ
    8. 3-6. プロセス管理と透明性
    9. 3-7. アフター・サポート
  4. 4. まとめ・後悔しない選び方と進め方

それぞれの概要:ハウスメーカー・工務店・設計事務所

あなたの家づくりを頼めるのは、主にこの 3 つの相手です:
1. ハウスメーカー
House Makers
  • ハウスメーカーは、多くが全国的な大企業で、規格化された住宅を大量に生産するビジネスモデルで成り立っています。
  • テレビ CM、モデルハウス、営業マンなどのマーケティングや営業にたくさんのお金を使い、マスマーケティングで同じようなニーズを持つ顧客を全国から大量に獲得するビジネスモデルです。
    できるだけ多くの人に規格化された住宅を建てるために、日本の平均的な家庭にあてはまるような「商品」をつくり、大量生産をすることでコストメリットが得られる仕組みです。
  • メリットとしては、メーカーのカタログや住宅展示場であなたの要望にぴったり合う商品があれば、割安に家づくりができることが多いです。すでにある商品を気に入ったときは、大量生産のコストメリットを受けることができます。
  • 一方、 規格やカタログの商品から変えたいことが多い場合は、値段がはね上がってしまうことが多いです。大量生産の枠から外れてしまうため、割安なメリットがなくなってしまいます。ハウスメーカーの「注文住宅」は決められた選択肢の中から選ぶことを指すことが多いので、すべて自分で選びたいという方は気をつけましょう。
2. 工務店
Local builder
  • 工務店は、一般的に建設工事ができる中小の業者を指すことが多いです。
  • 工務店には、主にこのような種類があります:
    • (1) 独立系工務店: 自社のなかに設計士・大工・営業などを一通り抱えている工務店です。一般的な工務店よりも規模が大きく、ハウスメーカーに近い業者です。
    • (2) 施工特化の工務店: 施工技術に強みがある工務店です。自社に設計士はいないことが多く、建築家・設計事務所と組むことが多いです。多くは地域密着型で、規模はあまり大きくありません。
    • (3) 下請け特化の工務店: 主にハウスメーカーなどからの下請け業務のみを請け負う工務店です。あなたが家づくりをするときに直接関わることはほぼありません。
  • 他にも、リフォーム専門の工務店、不動産会社や開発企業の施工部門などさまざまな工務店・施工会社があります。
  • 工務店は、一番コストが安くなる傾向にあります。ハウスメーカーがマーケティングや営業に多くの費用をかけているのとは違い、そのような費用が建物価格に上乗せされない工務店は、建物にかかるお金を抑えられることが多いためです。
3. 設計事務所(建築家)
Architects
  • 設計事務所は、独立した建築家たちが建物の企画・設計・監理などを行なっている組織です。
  • 設計事務所にもいくつかのタイプがあり、自身一人で事務所を構えている建築家、複数のスタッフを抱える設計事務所(多くは「アトリエ設計事務所」と呼ばれます)、数十人〜数百人の建築家を抱える組織設計事務所などがあります。
  • 家づくりのプロセスでは「設計」と「監理」を担当し、施工の部分は工務店に依頼します。建築家は、あなた(建て主)に代わって、すべてのプロセスが正しく進められているかをチェックする立場にあります。
    資材の調達や工事の作業など、あなたにとって一番良い条件・状態で進められているかをしっかりと「監理」するのが設計事務所です。
  • 建築家に家づくりを頼む最大のメリットは、設計がとても柔軟であることやデザイン性が高いことなどです。決まった規格などはなく、建て主それぞれに合った家を毎回ゼロから設計するため、建て主の希望や条件をもりこんだ図面を作ります。
  • デメリットとしては、それぞれの建て主に合ったデザインを毎回考えるため、家の完成までにかかる時間は長くなる傾向にあります。ハウスメーカーや工務店に比べて、設計から竣工まで 2~3 ヶ月長くかかることが多いです。

メリット・デメリットのまとめ

ハウスメーカー・工務店・設計事務所それぞれの特徴と、メリット・デメリットのまとめはこちらの通りです:
ハウスメーカー・工務店・設計事務所それぞれの特徴とメリット・デメリット

詳しい比較と選び方のポイント

比較すべきことそれぞれについて、ハウスメーカー・工務店・設計事務所の特徴と選び方のポイントを詳しく解説します。「人に説明してもらいたい」「自分たちに合った相手が誰なのか知りたい」という方は、専門家に無料相談 をつかって客観的なプロの意見を聞いてみることもできます。

・・・どれだけ自由に間取りやデザインを設計できるのか?
ハウスメーカー
Not so good
  • ハウスメーカーにはある程度の規格があるため、「このメーカーの商品ラインアップのなかのどれが好きか?」「この規格から何を変えたいか?」という考え方をするところから始まることが多いです。そのため、柔軟さや自由さは 3 つの選択肢の中では一番制限されることが多いです。
  • 規格住宅の場合、デザインなどを変更することはできません。規格住宅のメリットは何よりも価格で、比較的安くなることが多いです。建て売りの規格住宅などで、あなたの希望をぴったり満たしているものがあれば、それが一番安い選択肢になることが多いでしょう。
  • ハウスメーカーで言う注文住宅は、決められたいくつかの選択肢の中から「選ぶ」というプロセスになることが多いです。取り扱っているメーカーにも指定があるため、あなたが好きな素材や設備を自由に取り入れることはできなかったり、ゼロから間取りや仕様を考えたりすることは難しいことが多いでしょう。
  • ハウスメーカーのデザインを「カスタマイズ」しすぎると、結果的に大幅なコストアップになってしまうことが多いです(詳しくは「 2. コスト 」のパートをご覧ください)。
工務店
Good
  • 工務店の中には、柔軟な設計をしてくれるところも少なくありません。
  • (1) 独立系工務店や (2) 施工特化の工務店などは、ハウスメーカーに比べて自由度が高いのが特徴です。
  • ハウスメーカーのように規格化された住宅プランを持っている工務店もあります。そのときのメリット・デメリットはハウスメーカーと同じです。
  • 注意点としては、設計と施工を同じ会社が行うため、自社が施工しやすい・得意な工法の設計に寄せられることもあるという点です。工事のプロセスのことも考えて複雑になりすぎない設計をすることもあるため、あなたの希望がしっかりと反映されているかどうかは気をつけてみるようにしましょう。
設計事務所
Great
  • 柔軟さ・自由さを重視するのであれば、建築家に依頼するのが間違いないでしょう。
  • 設計事務所の住宅には、規格がありません。建て主の希望、条件、家族構成、ライフスタイル、周辺環境、予算など、さまざまな要素を考慮して、毎回すべてをゼロから考えて設計します。
  • 外観、形、インテリア、間取り、設備、照明、家具など、あらゆる面で自由度が高いです。
  • また、建築家との家づくりの場合は選べる土地の幅も大きく広がります。規格住宅は、条件が揃った土地(四角い土地、高低差がない土地など)でないと商品を「設置」できないこともありますが、建築家はその土地に合わせた家のかたちを考えるため、普通であれば諦めていたかもしれない土地も、建築家となら希望の家を建てられることも多いです。
3者のそれぞれの得意な領域は異なります
...家の値段はいくらかかるのか?
家づくりのコストは、あなたが何を優先したいかによって変わります。大きくは、すでにあるもので満足できるのか、自分たちの希望を組みこみたいかによります:
2-A. すでにある商品や規格に満足できる場合:
ハウスメーカー
Good
  • ハウスメーカーのカタログにのっている商品がそのままで希望通りなのであれば、コストを抑えた家づくりができる可能性が高いです。
  • ハウスメーカーの注文住宅では、多少のオプション料を支払えば、標準デザインから変更できる選択肢が与えられることが多いです。
  • ハウスメーカーは、似たデザイン・似た素材の規格化された住宅を大量に生産するビジネスモデルです。大量生産することによって 1 軒あたりのコストを下げることができているため、商品そのままの状態を気に入れるのであれば、大企業ならではのコストメリットの恩恵を受けることができ、割安に家を建てることができます。
工務店
Great
  • ハウスメーカーと同様に、工務店が自分たちの規格や商品カタログを持っている場合で、それが気に入ったときは、すべての選択肢の中でもっとも安くなる可能性が高いでしょう。
  • ハウスメーカーのように多額のマーケティングを行わない分、建物価格に実質的に含まれてしまう営業経費が減り、ハウスメーカーと同じような家をより安く建てられる可能性があります。ただしその場合は、求める品質などをしっかり保ってくれるかは確認するようにしましょう。
設計事務所
Not so good
  • ハウスメーカーのカタログを持って設計事務所を尋ねて、「これと似たような家を作ってください」と頼もうとしている方は、建築家を選ばないことをお勧めします。
  • 建築家の特徴は時間をかけてゼロから設計するところなので、せっかく気に入った商品がカタログにあるのであれば、建築家に頼むとかえって高くなってしまいます。ハウスメーカーのような規模のコストメリットや規格化することによる手間の削減がないためです。
  • もしカタログの商品をそれなりに変えたかったり、ゼロから自分のデザインを考えたいときは、建築家に頼むのが割安になります。
2-B. カタログの商品や規格を変えたい場合や、こだわりがあり自由に考えたい場合:
ハウスメーカー
Not so good
  • ハウスメーカーのデザインを「カスタマイズ」しはじめてしまうと、結果的に大幅なコストアップになってしまうことが多いです。
  • ハウスメーカーの割安さは、デザインを標準化することや建材を共通化することによって実現されています。そのため、その「標準」から外れてしまうと、かえって高い金額を支払うことになってしまいます。
  • もし「ハウスメーカーの商品を自由にカスタマイズしよう」と考えているのであれば、最初から工務店や建築家と一緒に設計した方が、結果的にコストを抑えられることが多いでしょう。
工務店
Good
  • 工務店は、希望するデザインをリーズナブルな価格で実現するために、柔軟に対応してくれることが多いです。
  • ただし、大手工務店などはハウスメーカーと同じようなビジネスモデルをとっているところもあり、標準的なモデルをカスタマイズすると、結果的にコストが高くなってしまう可能性があることには注意してください。
  • また、工務店に頼む場合は施工者の相見積もりができないため、少し複雑なデザインになると割高になったり、そもそも希望を叶えてくれないこともある点は覚えておきましょう。
設計事務所
Great
  • 自分だけのこだわりの家をつくりたい場合や、ひとつひとつのデザインや素材を幅広い選択肢のなかから考えたい場合は、建築家と一緒に家をつくるのがもっとも割安です。同じこだわりをハウスメーカーの注文住宅でかなえようとすると、規格を大きく変えることになってしまい、コストがはね上がってしまいます。
  • また、あなたの予算が決まっている場合も、建築家はその予算から逆算をして、その範囲内で最大限の工夫を考えてくれます。「建物予算 4,000 万円で最大限のこだわりをつめこみたい」と言えば、その予算のなかでできることをプロの目線で丁寧に考えてくれます。
【コラム 1 】ハウスメーカーのマーケティング・コスト vs 建築家の設計料

ビジネスモデルの違いにより、ハウスメーカーと建築家では、それぞれ違うものに対してお金を払うことになります。

華やかなテレビ CM をよく見たり、立派な住宅展示場で熱心な営業マンが話をしてくれることがあったりすると思いますが、 ハウスメーカーはマーケティングに多くの費用をかけるビジネスモデルをとっています。ハウスメーカーで家を建てる場合、建物費用の約 30~50% が営業経費であると言われています。つまり、建て主が支払うお金の約 1/3 から 1/2 は、建築工事や住宅資材ではなく、営業やマーケティングにかかる費用です。
これは良い悪いではなく、そういうビジネスモデルだということを認識することが大切です。ハウスメーカーは、似た商品を大量生産することによって 1 軒あたりのコストを下げて、マーケティングでたくさんの顧客を獲得し、自分たちの商品を気に入ってくれた顧客に対してリーズナブルな価格の家を売っている会社です。ハウスメーカーのカタログにのっている商品が気に入った場合は、それ以上に価格が下がることはなく、とても割安に家が買えるという建て主のメリットにつながります。

設計事務所に家づくりを頼む場合は、マーケティング・コストに対してではなく、建築家に設計してもらうことに対してお金を払うことになります。設計事務所の家づくりは、設計料という部分だけを切り取ると、ハウスメーカーに比べて高い金額になります。ハウスメーカーの「商品」をカタログから買うわけではなく、ゼロから建て主の希望に沿った間取りやデザインを考えていくため、建て主はその時間・作業・発想力などに対してお金を払うことになります。
建築家への設計料は建築価格の 10~20% ほどであることが多いです。ほとんどの設計事務所はマーケティングなどは行っていないため、この 10~20% の費用はすべて建築家の実際の仕事に対してお金を支払っていることになります。
ハウスメーカーは規格や商品がある程度決まっていることが多いので、設計料はそこまで高くならない傾向にあります。

このように、ハウスメーカーと設計事務所のビジネスモデルは全くちがいます。ハウスメーカーはマーケティングや大量生産に経費を使い、建築家はそれぞれの建て主への設計に時間とお金をつかっています。建主にとってみれば、営業経費にお金を払うのか、個別の設計作業に対してお金を払うのかの違いです。どちらが良いか悪いかではなく、あなたが求めているものが何かを考え、それをより叶えてくれる相手を見つけることが、後悔しない家づくりをする上でとても大切なことになるでしょう。

坪単価のカラクリ?
【コラム 2 】みんなが言う「坪単価」はそれぞれちがうものを指している?

家づくりを考え始めると、「坪単価」という言葉をよく耳にすると思います。坪単価とは、1 坪(約 3.3 平方メートル)の床面積に対して、どれくらいの建物費用がかかるのかを示す単位です。「坪単価 100 万円」の場合は、「延床面積 3.3 平方メートルごとに 100 万円の建物費用がかかる」ということになります。

ここで知っておくべきことは、ハウスメーカー・工務店・設計事務所でそれぞれ坪単価の定義が違うということです。

ハウスメーカーの坪単価には多くの付帯工事が含まれていないことが多く、空調・照明・外構・カーテンなど必要な工事が含まれていないことがあるため、「坪単価 ●● 万円」とは別にお金を払う必要があることがあります。そのため、ハウスメーカーの坪単価は低く見える(=安く建てられるように見える)ことが多く、正しく判断するにはすべての費用をしっかりと認識することが大切です。付帯工事を入れてもハウスメーカーが安くなることもあれば、全部入れたら工務店や建築家の方が安かったということもあります。

建築家の坪単価には、これらの付帯工事がすべて含まれていることが多いため、一見すると坪単価が高いように見えます。大切なことは、ハウスメーカーと建築家の坪単価は別物であるということを知っておき、トータルでいくらの費用がかかるのかをしっかりと認識できるようにすることです。特に、見積もりに「別途」と書かれていることがあったら、その費用は具体的にいくらくらいかかりそうなのか、契約をする前にしっかりと把握しておくようにしましょう。

坪単価や建物費用のことを詳しく知りたい・自分たちの場合はどれがいいのか知りたいと言う方は、専門家への無料相談 も活用してみてください。たくさんの家づくりに関わってきた専門家が、あなたに合った選択肢を客観的にアドバイスしてくれます。

見積書の見かたやそれぞれの違いについて詳しく知りたい方は、注文住宅の見積もりの正しい見方とは? の解説記事もあわせてご覧ください。

・・・耐震性や防火性、ひとつひとつの素材など、品質や性能はどう違うのか?
ハウスメーカー
Good
  • ハウスメーカーの営業資料などにも多く見られますが、地震などの自然災害にも耐えられるように研究やテストを繰り返して、一定の性能が保たれた規格住宅を作っていることが多いです。
  • 耐震性などを重視する方は、耐震等級・耐震の種類・建物の構造などにも注目すると良いでしょう。性能の良さを掲げるハウスメーカーは、営業資料などで詳しい内容を説明していたりします。
工務店
Bad to good
  • 工務店はもっとも割安な選択肢になることが多いですが、その分、品質についてはしっかりと調べる必要があります。
  • 日本では法律上、すべての建築物が一定の耐震基準を満たさなければいけないということが義務付けられています
  • 具体的には、「中規模の地震動(震度5強程度)でほとんど損傷しないこと」「「大規模の地震動(阪神・淡路大震災クラス、震度6強~7に達する程度)で倒壊・崩壊しないこと」などを建築基準法で義務付けています。これはハウスメーカー・工務店・設計事務所どの相手に頼んでも同じです。
設計事務所
As you like
  • 建築家との家づくりの自由度が高いのは、品質や性能についても同じです。
  • 耐震性を重視する家づくりにしたい場合は、予算を性能部分に集中させて、ハウスメーカーよりも耐震性・防火性が優れている家をつくることももちろん可能です。
  • ほとんどの設計事務所は、構造設計士という専門家を入れて家の設計をします。予算とのバランスを考えながら、品質や性能についてもあなたの希望を自由に反映させることができます。
・・・建て主がどのくらい自分たちの時間をつかったり、自分で考えたりする必要があるのか?
ハウスメーカー
Good
  • 通常は、担当となる営業マンが窓口となり、すべてのプロセスを管理してくれます。楽に家づくりを進めたいのであれば、ハウスメーカーを選ぶのが良いことが多いでしょう。
  • 規格のデザインがベースにあるため、細かい決めごとをする必要はないことが多いです。
  • ハウスメーカーが設計・監理・施工のすべてを行うため、建て主としては、すべてを一社に任せられるというメリットがあります。(ただし、品質管理や透明性については注意が必要 です)。
工務店
Good
  • ハウスメーカーと似ていて、楽に進められることが多いでしょう。
  • 会社の規模が大きくや社員数が多いハウスメーカーに比べると、工務店は人手が少し少ないかもしれません。
設計事務所
Bad to good
  • 設計事務所の家づくりでは、建築家と深いコミュニケーションを重ねながら進めるため、他の選択肢よりは時間がかかることが多いです。
  • 建て主の家族・仕事・趣味・人生設計などについても深く話したり、デザインや設備・素材などについてもひとつひとつ入念に話して決めることが多いため、時間をかけて納得のいく家を建てるというプロセスになることが一般的です。
  • 建築家にはいろいろなタイプがいて、「建て主と密なコミュニケーションをとりながら進めたい」という人もいれば、「いろいろと任せてくれた方がやりやすい」という建築家もいます。あまり手をかけずに建築家に任せたいという人には、後者のような設計事務所がお勧めです。
    タイテルでは、作品だけではなく人柄やコミュニケーションスタイルなども含めて検討し、一人ひとりの建て主にぴったりの建築家を無料で紹介 しています。気になる方は気軽に申し込んでみてください。
・・・設計から竣工まで、どのくらい速く家を建てられるのか?
ハウスメーカー
Good
  • ハウスメーカーは規格化された商品を揃えているため、デザインの修正などにかかる時間は一般的に短くなります。
  • 規格化された家は組み立てるのも比較的簡単であるため、プロセスは短くすることができます。そのため、急いで家を建てたい方は、ハウスメーカーがおすすめです
工務店
Good
  • ハウスメーカーと同じで、比較的短い時間で家を建てられることが多いでしょう。
設計事務所
Not so good
  • それぞれの建て主にあわせてゼロから家を設計することになるため、設計事務所で家を建てる時は、他の選択肢よりも時間がかかることが多いです。
  • 設計をはじめてから家が完成するまで、12ヶ月 ~ 18ヶ月(1 年半)かかるのが一般的です。

注文住宅の流れについて詳しく知りたい方は、
注文住宅で家を建てる:流れや期間を徹底解説 の記事をご覧ください。

・・・材料の調達や工事のプロセスが、しっかりと進められているかどうかをどうチェックすればいいのか? 建て主の目線でプロセスを管理監督してくれるプロは誰で、どのくらいの透明性があるのか?
ハウスメーカー
Not so good
  • ハウスメーカーは、設計・施工・監理のすべてを行います。同じ会社が監理と施工を行うため、施工のプロセスや工事の進め方を第三者的な立場でチェックする人はいない状態になることが多いです。
  • 建て主にとってベストな方法で施工が進めているかをチェックするには、資材の調達価格、人件費の値段、施工の進め方(特に、図面通りに正しく工事されているかどうか)、建て主・住人の目線でもっとも良いプロセスになっているかなど、さまざなことをプロの目線で第三者的に確認する必要があります。
工務店
Not so good
  • ハウスメーカーと似ており、特に工務店には、施工のプロセスをスムーズに進めるために、図面や仕様を複雑にしすぎないようにするインセンティブがかかってしまうことがあります。
    複雑にすることがもちろん良いわけではなく、あなたが建てたい家をしっかりと形にしてくれるかどうか、楽な工法に寄せようとしていないかなど、しっかりと確認した上で契約を進めるようにしましょう。
設計事務所
Good
  • 建築家は、建て主の目線でプロセス全体をチェックする「監理者」となります。建主の代理人としての立場から、建て主にとっていちばん良い進め方を考え、透明性の高いプロセスになるよう監理します
  • 例えば、設計事務所と家づくりをすれば工務店(施工会社)の相見積もりをすることができ、建て主にとってベストな施工会社を価格や品質の面から比較していっしょに考えることができます。
    また、工事が始まった後も建築家は定期的に現場に行って工事が予定通りに進んでいるかを確認する「施工監理」の役割も担ってくれるため、あなたの立場からすべてをチェックしてくれるプロに安心して任せることができます。
家づくりの役割

建物を建てるには、それぞれの専門領域を役割とする 3 者のプロフェッショナルが必要です。

  • 設計者:家のデザインや設計を考えたり、図面を書いたり、全体を「設計」する人。設計士の役割。
  • 施工者:図面に基づき、実際に家を建てる作業を行う人。工務店に依頼し、職人さん・大工さんが担う役割。
  • 監理者:家の工事が予定通り進んでいるか、図面に基づいて正確に作られているか、適切なコストに抑えられているか、客観的な立場からチェックする人。

ハウスメーカーや設計施工の工務店は、設計・施工・監理のすべてを一社に任せられることで「ラク」というメリットがありますが、正しいプロセスや価格を第三者のプロにしっかりとチェックしてほしい場合は設計事務所が合っています。

・・・家を建てて住み始めてから、どのようなサポートや保証を受けられるのか?
ハウスメーカー
Good to great
  • 10 年の基本保証以外にも、20 年・30 年、場合によってはそれ以上のアフターサービスを提供するハウスメーカーもあります。
  • アフターサービスを重視する方は、各ハウスメーカーがどのような保証をどのくらいの期間で提供しているのかを比較し、実際に必要になるものは何かをしっかりと検討することが大切です。
工務店
Good
  • 「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって、すべての建設業者には、完成後 10 年間の瑕疵担保責任(欠陥があった場合は保証しなければいけないという責任)が義務付けられています
  • 何かあった場合は、工務店は適切なサポートをしてくれることがほとんどです。
設計事務所
Good
  • 「設計事務所だと保証がない」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、建築家が設計した住宅も、工務店やハウスメーカーと同じ瑕疵担保責任が法律で義務付けられています。
  • 法律上は、10 年間のサポートを保証するのは施工会社(工務店)の責任になります。
  • ほとんどの建築家は、完成後のチェックや修繕にもとても協力的なので安心です。
    設計事務所のなかには、ハウスメーカーのように本格的なサポート体制を整えているところもあります。

まとめ・後悔しない選び方と進め方

それぞれのポイントで比較した通り、ハウスメーカー・工務店・設計事務所にはそれぞれの特徴があり、あなたが何を優先して家づくりをしたいかによって選ぶべき相手が変わってきます。

  • 楽なプロセスで、家づくりを早く終わらせたいのであれば、ハウスメーカーがおすすめでしょう
  • 予算が決まっていて、もっとも安く家づくりを済ませたい場合は、良い工務店を探すのがおすすめです
  • こだわりや希望をすべて形にして、あなただけの自由な家づくりをしたい場合は、設計事務所に頼むのがいいでしょう

一般的にはこのようなメリットとデメリットがありますが、家づくりにはほかにも色んな要素があるため、「自分に合った相手が誰なのか、専門家の意見を聞いてみたい」という方は、タイテルの無料相談 をご利用ください。

タイテルは主に建築家の紹介を行なっている会社ですが、「自分にも無理やり建築家を勧められるんじゃないか?」と思われているのであれば、むしろその逆です。建築家との家づくりをよく知っているからこそ、設計事務所が合う人と合わない人をよく理解しています。建築家が合わなそうな方には、合わないことを正直にアドバイスしています
一生に一度の大切な家づくりは、後悔しない決め方をしなければ建て主も設計者もみんなが不幸せになってしまいます。

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