【実例11選】かっこいい家におすすめな7つの間取り
せっかく住宅を建てるなら、周りがうらやむかっこいい家を建てたいと思う人も多いでしょう。自分の理想を詰め込んだ家に住めたら、毎日気持ちよく過ごせることはもちろん、仕事のモチベーションもアップします。
この記事では、かっこいい家の特徴や間取りを解説します。プロによるセンスあふれる住宅の実例もあわせてご紹介していますので、ぜひお楽しみください。
最後まで読み終わるころには、かっこいい家にするにはどうすればいいのかがハッキリとわかるでしょう。
1. 真似したくなる!かっこいい家の実例 11 選
まずはプロがデザインしたかっこいい家の実例を 11 選ご紹介します。外観編と内装編で分けていますので、気になるほうからチェックしてみてください。
1-1. 外観編
住宅の外観は、近隣住民や通行人から見られる重要な部分です。外観をスタイリッシュなデザインにできれば、誰もが見惚れるかっこいい住宅として印象づけられるでしょう。
1-1-1. 彫刻的なデザインで街の顔となる住宅
新潟県新潟市に建つこちらの住宅は、一目見たら忘れられない彫刻的な美しさを放つ外観です。 1 階の凹んでいるように見える部分は駐車スペースとなっており、機能性にも優れています。
さらに個性を楽しむため、外壁には焦げ茶色のガルバリウム鋼板を採用。直線的なラインが際立つスタイリッシュな住宅となっています。
1-1-2. モダンデザインにちょっぴり遊び心を加えた邸宅
埼玉県大宮市に建てられたこちらの邸宅は、至る所から箱が飛び出しているような独創的なデザインです。前面に突き出している部分にコンクリートを使うことで、より高級感を高めています。
またお客さまの希望により、住宅のデザインから家具まで建築家がトータルコーディネートしています。満足以上の仕上がりになるように、何度も打ち合わせを重ねました。
1-1-3. 斬新なデザインでスタイリッシュな平屋住宅
建物を 2 つの大きな壁が分断しているように見える、斬新かつスタイリッシュなデザインが魅力のこちらの住宅。外壁にはグレーのサイディングを採用していて、日が差すとさらにおしゃれな雰囲気が増します。
またいくつもの住宅に囲まれている環境でしたが、敷地内に唯一の抜けを見つけた建築家は、その場所に家族がくつろげるキッチンダイニングを設計しました。
1-1-4. ダイナミックな片流れ屋根の平屋
ご夫婦と子どもたち3人が暮らすこちらの住宅は、屋根の一部分が片流れになっており、ダイナミックな印象を与えています。片流れ屋根は内側に高天井を設けられるため、空間を広く見せたり、ロフトを作ったりできる人気の屋根です。
外壁にはシックで大人っぽくなる深いグレーカラーを採用し、全体的にスタイリッシュでかっこいい平屋住宅に仕上げています。
1-1-5. 週末に訪れたくなる第二の平屋住宅
千葉県に建てられたこちらは、第二の住宅ともいえる別荘です。緑のなかに溶け込むように、羽目板を使いながらナチュラルな印象に仕上げています。外付けの階段をあがれば、屋上のテラスで景色をゆったりと楽しめる点も魅力です。
また大きな窓が数枚設置されているデザインで、室内にいても開放的な気分を味わえるでしょう。
1-2. 内装編
続いては「家の中」に焦点を当てて、かっこいい家の内装の実例をご紹介していきます。内装は私たちの生活に直結する大切な部分ですので、ぜひ参考にしてください。
1-2-1. 海が臨めるエレガントなリビング
海が目の前に広がる場所に建てられているこちらの住宅。その立地を最大限に活かして、海に面する壁を「大きな窓」で設計しています。加えて吹き抜けによって開放的でリラックスした空間を実現しました。
また高級感だけではなく癒しも取り入れるべく、内装の壁にはナチュラルな印象を与える羽目板をふんだんに使用してバランスを取っています。
1-2-2. 白い壁に反射した光が柔らかく広がる家
目の前に 6 階建ての集合住宅が建つこちらの家では、日の光をできるだけ集められるように建物の形や色で工夫しています。たとえば日の光を反射してくれる清潔なホワイトカラーを壁一面に施すことで、室内にも柔らかい光が行き届いているのです。
また外からの光が下の階にも届くように、廊下は角材とガラスを使った独創的なデザインになっています。ほかの住宅とは一線を画すような思考が惜しみなく組み込まれている住宅です。
1-2-3. スッキリとした大人かっこいいリビング
こちらの住宅ではホームシアターを楽しめるようにと、テレビから距離を取ってソファを設置。プロジェクターを設置すれば、あっという間にお家で映画を楽しめます。
またスッキリした印象を邪魔しないように、あえて照明はダウンライト 2 つと、テレビの後ろに設置した間接照明のみ。美しい木目が大胆に視界に飛び込む、癒しの大人空間となりました。
1-2-4. 優雅なひとときを堪能できるモダンなスカイリビング
芦ノ湖にそびえ立つこちらの別荘は、間接照明をうまく使いながらモダンでスタイリッシュなリビングに仕上げています。テレビの後ろはアクセントウォールにして、全体の雰囲気をキュッと締めている点も魅力です。
またこちらの別荘では美しい眺望を活かすために、 1 階分を底上げして建物全体の高さを出しています。まるで宙に浮いたリビングのようになり、空や山を身近に感じられるでしょう。
1-2-5. シンプルに大人かっこいい家
ホワイトやブラウン、グレーといった淡い色合いでカラーを統一したこちらの住宅は、シンプルで大人かっこいい印象です。空間をスッキリ見せるためにダウンライトを採用し、開放感を得るためにリビングの窓は大開口にしています。
また読書をしたり友人を招いてバーベキューをしたりと、使い勝手のいい広々としたテラスがあり、中と外のつながりを存分に楽しめるお家です。
1-2-6. ブラウン調でまとめたシックなリビングとダイニング
湯布高原に佇むこちらのヴィラ。室内はブラウンをメインに統一した、シックで大人な空間です。テレビの後ろにあしらわれているレンガは温かい雰囲気を楽しめるため、リラックスしたいリビング空間にはピッタリの素材といえます。
また大きな窓の外にはウッドデッキが設置されており、美しい山々の景色を存分に眺められます。
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2. かっこいい家の特徴とは?
ここからはかっこいい家に共通する特徴を 7 つご紹介します。多くの人が「かっこいい」と感じる家に共通する特徴を取り入れると、失敗しない家づくりができるでしょう。
2-1. コンセプトを統一して洗練された印象を出している
コンセプトを統一することで、洗練されたかっこいい家を実現しましょう。
たとえば、おしゃれなシンプルモダンをコンセプトとしている住宅では、直線的なアイテムやモノトーンカラーでまとめて統一感を出しています。また木材を多く取り入れたナチュラルテイストの家では、無垢材の家具やアースカラーでまとめて落ち着きのある雰囲気を演出しています。
ポイントはすべての場所のコンセプトを統一させることです。リビングのみをシンプルモダンにまとめていても、キッチンや寝室がちぐはぐなテイストになるとおしゃれさに欠けてしまいます。
洗練されたかっこいい家を作るなら、住宅全体のイメージや外観にまでこだわり、コンセプトを統一させましょう。
2-2. エクステリアにもこだわり抜いている
外観を印象付けるエクステリアにもこだわると、抜け目のないかっこいい住宅となります。
エクステリアはついつい妥協しやすい部分かもしれません。しかし、機能性の高いガレージや手入れが行き届いた庭、アウトドアリビングとして活用できるウッドデッキなどのエクステリアが整っていると、思わず目を止める外観に仕上がります。
うっとり見惚れる家では、建物の外観や室内ばかりに気を取られるのではなく、全体的な雰囲気を格上げするエクステリアにもこだわって仕上げているのです。
2-3. 見た目だけではなく、機能性も高めている
かっこいい家は見た目だけではなく、暮らしやすい機能性も深く考えて設計されています。
たとえば風通しや採光性などに優れた住宅は心地がいいことはもちろん、湿気をため込まずに家自体が長持ちします。また毎日の家事動線を考えられた設計は、少ない労力で快適に過ごせるため何十年も住み続けたい家となるでしょう。
見た目だけではなく機能性にもこだわっていれば、古くなってもかっこいい家を維持できるのです。
2-4. 素材を活かしたデザインにしている
使用する素材が際立つようなデザインにすると、よりかっこいい印象の家が完成します。
たとえば無機質なイメージのガルバリウム鋼板のみで外壁を作ると、スタイリッシュで個性的な印象の佇まいとなるでしょう。
一方で木材の温かみを取り入れるために、部分的に羽目板を使うと柔らかい雰囲気が楽しめます。羽目板のような自然素材は、経年変化によって味わいが増し、古くなるごとにかっこいい家に育っていく点も大きな魅力です。
住宅に使われる素材はさまざまな特徴を持っています。そしてかっこいい家では、各素材の雰囲気や特徴が最大限に活かされたデザインになっています。
2-5. モノトーンやナチュラルなカラーを採用している
かっこいい家ではモノトーンやナチュラルなカラーを採用するなど、色選びにもこだわっています。
シックな印象を与えるモノトーンは、まさに「かっこいい家」と相性抜群のカラーです。一方で「モノトーンでは強すぎる」と感じる場合には、ブラウンやグレー、ベージュといったナチュラルカラーを取り入れると柔らかくまとまります。
反対に多くの色味を使ったカラフルな住宅は、かわいい印象となってしまうため注意が必要です。カラーを選ぶときは3 色前後の少ない色数でまとめると、より統一感のある洗練された印象になります。
かっこいい家に仕上げるなら、モノトーンとナチュラルカラーを少ない色数で組み合わせて、まとまりよく仕上げましょう。
2-6. 大胆で独創的なデザインでハイセンスを光らせている
個性の光る大胆で独創的なデザインの家も「かっこいい」と印象付けられます。
たとえば住宅の外観では、曲線を描く形にしたりキューブ型を取り入れたりと、さまざまなデザインを想いのままに実現させてみましょう。もし自分のセンスに自信がない場合には、腕のいい建築家に相談するとハイセンスな提案をしてくれます。
思い切って大胆なデザインを取り入れて、ほかの家と差がつくおしゃれな家を建てましょう。
2-7. 造作家具で空間にピッタリの家具を配置している
まるでそこにあるのが当然かのように収まりのいい造作家具は、室内の雰囲気をキュッとまとめてかっこいい部屋を作ってくれます。全体的に統一感のある家具が揃っているだけで、洗練された印象になるのです。
とくに棚やテーブル、ベッドなどの大型家具は、室内の印象を左右する重要なポイントです。しかしご自身で住宅のテイストに合わせた家具を探すのは労力も時間もかかってしまいます。
そこで空間に合わせた造作家具を取り入れたい場合には、建築家や設計事務所に依頼してみましょう。これまでに培った経験とスキルをフル活用し、数ミリ単位でオリジナリティあふれる造作家具を製作してくれます。
雰囲気に合う造作家具を建築家に依頼して、失敗しない家づくりをしましょう。
3. かっこいい家におすすめしたい間取り 7 つ
続いては、かっこいい家におすすめしたい間取りを 7 つご紹介します。おしゃれで機能性に優れた間取りを取り入れたい人はぜひ参考にしてみてください。
3-1. 開放感あふれる「吹き抜け」
開放感のある空間を演出する「吹き抜け」を取り入れると、洗練されたかっこよさを簡単に引き出せるでしょう。
吹き抜けは効率的に採光でき、風通しを良くするメリットがあります。さらに空間を明るく見せてくれる効果があるため、ダークカラーを基調としていたり日当たりの確保が難しかったりする場合でも、ほどよい明るさをプラスしてくれるでしょう。
また吹き抜けはリビング階段との相性も抜群です。家族とのつながりを強く感じたい人はぜひご検討ください。
3-2. プライベートと仕事を分けられる「書斎」
自宅で仕事や作業を行うなら、プライベートと仕事を分けられる「書斎」を取り入れるとよいでしょう。
書斎を作る場合、集中できる空間にするために個室にしたり、本棚やパーテンションなどで区切ったりと工夫をするとより効果的です。 1 ~ 2 畳ほどの小さな空間からでも作れるため、使用頻度の少ないデッドスペースの有効活用にもなります。
集中できる空間があると生活にメリハリがつきます。仕事のために使用するのはもちろんのこと、趣味に没頭したいときにもピッタリでしょう。
3-3. 室内と庭をつなぐ「ウッドデッキ・テラス」
「ウッドデッキ」や「テラス」を取り入れて、室内と庭をつなぐ空間もおしゃれに仕上げましょう。
ウッドデッキやテラスは室内から庭への動線をつなぐことで、洗濯物を干したりアウトドアリビングにしたりと、さまざまな使い方ができます。外の空気を味わいながらゆっくりくつろげるほか、家族や友人と食事を楽しむこともできるでしょう。
ただし雨ざらしになる外構のため、定期的なメンテナンスが必要です。とはいえ生活の質を大きく向上させてくれる素敵な外構アイテムのため、洗練されたエクステリアを作りたい人は検討してみてくださいね。
3-4. 特別な時間を過ごせる「ホームシアター」
趣味の時間をゆっくりと楽しみたい人は、迫力のある「ホームシアター」を設置してみましょう。
最近では簡易的なプロジェクターで、手軽にホームシアターが楽しめるようになってきました。しかし本格的なプロジェクターとスクリーン、間接照明を備えた家は格別です。大切な人と特別な時間を過ごすのにピッタリな空間となるでしょう。
3-5. キッチンをスッキリ見せられる「パントリー」
物が多くなりがちなキッチンをスッキリ見せる「パントリー」も、かっこいい家にぜひ取り入れたい間取りです。
素敵な室内におしゃれな家具やインテリアを揃えても、キッチンアイテムや食料などが目に入るとどうしても生活感が出てしまいます。収納力の高いパントリーがあれば、生活感が出るものをまとめて収納が可能です。
パントリーには小部屋のように入れる「ウィークインタイプ」や、通り抜けができる「ウォークスルータイプ」、壁に設置できる「壁掛けタイプ」の3種類があります。キッチンの広さや使いやすさに応じて、より快適さを感じられるパントリーを選びましょう。
3-6. プライバシーを守りつつ採光性を高められる「中庭」
「中庭」はプライバシーを守りつつ採光性を高めるのに役立ちます。
とくに近隣住宅と距離が近い都市部の住宅では、大きい窓を取り入れようとしても外からの視線や防犯面が気になることもあるでしょう。しかし住宅の内側にある中庭なら、外からの視線を気にせずに窓を開けたり洗濯物を干したりできます。
さらに中庭に面する外壁を窓にすれば、太陽の光が中庭を伝って室内に入るためすべての部屋がまんべんなく明るくなります。
ただし家の形状が複雑になり外壁面も多くなるため、メンテナンス費用が高くなる可能性があるでしょう。
3-7. 収納力が抜群の「ウォークインクローゼット」
収納力を求めるなら「ウォークインクローゼット」を取り入れましょう。棚を多く取り付ければ衣服以外の小物や雑貨なども収納可能です。キャリーケースなどの大きな荷物や、扇風機やヒーターといったシーズンアウトしたものを収納するのにも役立ちます。
使い勝手も良く収納力抜群のウォークインクローゼットを取り入れて、モデルルームのようなスッキリした空間に仕上げましょう。
4. 建築家とハウスメーカー、かっこいい家を建てられるのはどっち?
周りと差をつけるかっこいい家を建てるなら、建築家(設計事務所)への依頼をおすすめします。なぜならデザインや使える建材の自由度が高く、お客さまの理想を最大限に叶えられるからです。
一方でハウスメーカーは、規格化されたデザイン・寸法・作り方などのなかから住宅づくりを行います。木材や設備を各社のルートで大量に仕入れているためコストカットができるうえ、作り方も一定であることから工期が短く済むのがメリットです。
しかしこだわりのあるかっこいい家を作るにはあまりにも制限が多く、理想を叶えられないケースも少なくありません。
その点、建築家は依頼主からの要望を細かくくみ取り、個々に合わせた家を作ることに重きを置いているため、決まった規格もなく自由に設計できます。さらに建築家ならではの知識や経験を活かした斬新な提案も加わり、より素敵な住宅が作れるでしょう。
また「建築家に依頼してみたいけど予算が心配…」と悩んでしまう人もいますが、お客さまの予算のなかで希望を最大限に叶えるのが建築家の腕の見せ所。まずはお気軽に無料相談をしてみましょう。
5. まとめ
こだわりの詰まったかっこいい家を建てるなら、依頼主の要望を叶えてくれる建築家に依頼しましょう。建築家ならではの斬新なアイデアも加わって、自慢したくなるような理想の家に仕上がります。
弊社「 titel(タイテル)」では、一級建築士の資格をもつタイテル建築アドバイザーがご希望を伺い、注文住宅を建てたいお客さまに建築家・設計事務所をご紹介 しています。後悔しない家づくりをするために、ぜひ一度お気軽にご相談 ください。