当時、市は人口拡大に伴う大規模な都市開発計画を打ち立てており、このトゥ・ティエム地区が新都心として開発されることになった。マスタープランは先行されて実施されており、本コンペでは中心となるセントラルプラザ、親水空間であるクレッセントパーク、旧市街と新市街をつなぐペデストリアンブリッジを設計した。
25haの広大な空間にベンチからランドスケープまでスケールを横断した設計が求められた本コンペで、我々はドラゴンカーブというフラクタル図形を用い、インフラアクセスポイント、ライト、雨水ドレイン、植栽、噴水、ドライミスト、LED、レンガという極大から極小のスケールを1つのルール(アルゴリズム)でつなぎ、アーバンスケールからヒューマンスケールへのシームレスな移行を試みた。
ホーチミン市トゥ・ティエム地区再開発コンペティション
都市開発設計競技(4等入選)
ベトナム. ホーチミン市
チーム
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 難波研究室
難波和彦、岩本真明、西島光輔、森田悠詩、林盛 服部一晃、林伯諭、鴻野吉宏、横山翔太、岡崎啓祐 長岡晃平、イ・ヨングン、Matyas Gutai、Robert Baum、Nguen Thi Anh Thu、Tan Toon Cheng
業務
コンセプトデザイン、模型作成、プレゼンテーション作成、技術エンジニアミーティング