キッチンカウンター兼ダイニングテーブルの魅力を解説

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コンパクトでミニマムな印象を感じさせる「キッチンカウンター兼ダイニングテーブル」。
限られた空間を有効活用しながら、家族との距離も近くなる新しいキッチン・ダイニング空間が作れると注目を集めています。

しかし理想的なレイアウトがわからなかったり、どのようなデメリットがあるのか気になったりしている人もいるでしょう。そこでこの記事では、キッチンカウンター兼ダイニングテーブルのメリット・デメリットや 7 つの実例を解説していきます。

最後まで読み終わるころには、キッチンとダイニングが一体化した新しい空間の魅力がはっきりとわかり、自分の家に取り入れる具体的なイメージができるようになっているでしょう。

<目次>

  1. 1. おしゃれな空間に仕上がる「キッチンカウンター兼ダイニングテーブル」とは
  2. 2. キッチンカウンター兼ダイニングテーブルのメリット 4 つ
    1. 2-1. 配膳がラクになる
    2. 2-2. 家族との距離が近くなる
    3. 2-3. リビングを広く使える
    4. 2-4. バーのようなおしゃれな空間になる
  3. 3. キッチンカウンター兼ダイニングテーブルのデメリット 3 つ
    1. 3-1. 大人数には向いていない
    2. 3-2. 食事中にキッチンの様子が丸見え
    3. 3-3. 油や水はねが気になる場合もある
  4. 4. キッチンカウンター兼ダイニングテーブルは DIY できる?
  5. 5. プロがデザインしたかっこいいキッチンカウンター兼ダイニングテーブル 7 選
    1. 5-1. 丸みのある形が温かい印象を与えるダイニングテーブル
    2. 5-2. ミニマムな敷地で実現させたマイホーム
    3. 5-3. 空間全体が流れるようにつながるデザイン
    4. 5-4. 美しい木目が目を引くナチュラルなキッチン・ダイニング
    5. 5-5. バーのような使い方で<大人の時間>を楽しめる家
    6. 5-6. 高級感の漂うキッチンカウンターで食事を楽しむセカンドハウス
    7. 5-7. 料理しながら海を眺められるおしゃれな家
  6. 6. まとめ

1. おしゃれな空間に仕上がる「キッチンカウンター兼ダイニングテーブル」とは

三国の住宅 (建築家 : 中尾 彰良) の作品画像 三国の住宅 (建築家 : 中尾 彰良) の作品画像 三国の住宅 (建築家 : 中尾 彰良) の作品画像
三国の住宅 (建築家:中尾 彰良

キッチンカウンター兼ダイニングテーブルとは、その名のとおりキッチンカウンターをダイニングテーブルとしても活用する間取りのことです。ダイニングテーブルを別途用意する必要はありません。設計時にダイニングテーブルとしても活用することを想定して広めに作ったキッチンカウンターで、食事まで完結させます。

キッチンカウンターをテーブルとして活用することでスペースを有効に使えるため、ほかの間取りを広く確保できます。さらにキッチンとダイニングの堺をあえてあいまいにすることで、一体感を演出できるようになっている点も魅力です。

近年はミニマムな思考が流行っていることから、ダイニングテーブルをやめてカウンターにする人も増えています。ぜひダイニングテーブルの代わりにカウンターを取り入れて、家族との距離が縮まる温かい空間を作ってみてはいかがでしょうか。

2. キッチンカウンター兼ダイニングテーブルのメリット 4 つ

ここからはキッチンカウンター兼ダイニングテーブルの 4 つのメリットをご紹介します。
キッチンとダイニングがつながることで生まれた魅力的なメリットであるため、導入を検討されている人はぜひチェックしてみてください。

2-1. 配膳がラクになる

ANDON (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像 ANDON (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像 ANDON (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像
ANDON (建築家:伊原 孝則

キッチンと一体化しているダイニングテーブルであるため、出来立ての料理を最低限の動きのみで配膳できます。

食事の配膳をしたり食後の食器を片付けたりする動きは、一見そこまで労力を使わないように思いますが、何十年と毎日繰り返すことを考えると、やはり大変な労力と時間がかかってしまうでしょう。

キッチンカウンター兼ダイニングテーブルなら、身を乗り出すだけで食事の配膳・片付けができ、少ない労力のみで済みます。 時間や労力を可能な限り削減できるよう考えられたシンプルな動線が、ミニマム思考を持つ人たちから注目を集める間取りなのです。

2-2. 家族との距離が近くなる

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H-b house | H-b ハウス (建築家:伊原 孝則

キッチンとダイニングの境界があいまいであるため、自然と家族同士の距離も近くなり、会話もしやすくなるでしょう。

たとえば仕事の都合上で食事のタイミングが合わない場合であっても、キッチンとの距離が近ければ、 1 人は食べながら、もう 1 人は次の料理を用意しながら会話を楽しむことも可能です。また朝のあわただしい時間でも、キッチンから食事をする子どもたちの様子や表情をしっかり見守ることもできます。

今や料理は 1 人でするものではなく、家族とのコミュニケーションのなかでおこなうものです。キッチンカウンター兼ダイニングテーブルなら、家族との距離を自然に縮められるでしょう。

2-3. リビングを広く使える

荏田の住宅 (建築家 : 鴻野 吉宏) の作品画像 荏田の住宅 (建築家 : 鴻野 吉宏) の作品画像 荏田の住宅 (建築家 : 鴻野 吉宏) の作品画像
荏田の住宅 (建築家:鴻野 吉宏

キッチンカウンター兼ダイニングテーブルは、リビングスペースを広く確保できる点も大きな魅力です。

通常ダイニングテーブルを配置すると、キッチン・ダイニング・リビングの空間が 3 つに分かれるため、それぞれに適切な通路幅やスペースを確保しなければなりません。しかしキッチンとダイニングが一体となっていれば、キッチンダイニング・リビングの 2 空間分のスペース確保で済みます。

のびのびとくつろげるリビングが欲しい人や、 LDK が小さくても効率的な間取りで広い室内にしたい人にもピッタリです。

2-4. バーのようなおしゃれな空間になる

MA Residence (建築家 : 佐竹 永太郎) の作品画像 MA Residence (建築家 : 佐竹 永太郎) の作品画像 MA Residence (建築家 : 佐竹 永太郎) の作品画像
MA Residence (建築家:佐竹 永太郎

まるでおしゃれなバーのように洗練された雰囲気を演出できるのも魅力の一つです。

キッチンカウンターは料理をするのにちょうどいい高さに合わせて作り、ハイチェアと合わせると簡単にバーのような雰囲気を演出できます。ダークカラーでまとめたり、アンティーク風な素材で仕上げたりと、好みに合わせてテイストを統一させるのも素敵です。

訪れた人に一目置かれるようなおしゃれなキッチン・ダイニングを作りたい人にも適した間取りといえます。

3. キッチンカウンター兼ダイニングテーブルのデメリット 3 つ

キッチンカウンター兼ダイニングテーブルは魅力的な間取りですが、デメリットもあります。実際に建てる前にデメリットを理解し可能な対策を施して、ご自身の理想を実現させましょう。

3-1. 大人数には向いていない

キッチンカウンターをダイニングテーブルとして利用する場合、一度に座れる人数に限りがあるため 大人数には向きません。

室内の広さや設計によっても異なりますが、 2 ~ 4 人がちょうどいい人数でしょう。またキッチンカウンターは横並びに座ることが想定されるため、人数が増えるにつれて大皿に盛った料理の取り分けが大変になります。

親戚や友人と集まる機会が多い場合には、不便さを感じてしまう可能性があります。

3-2. 食事中にキッチンの様子が丸見え

キッチンとダイニングが一体となっているデザインであるため、食事中にキッチンの様子が丸見えになってしまうところも難点です。

キッチンの様子がすべて見えてしまうと「食事の前にしっかり片付けをしなきゃ」とプレッシャーを感じるようになるかもしれません。さらに魚を焼いた臭いなどが伝わりやすかったり、臭いを消すための換気扇の音なども気になったりする可能性もあります。

快適な食事時間を過ごすには、洗い物をまとめて置けるようにシンクスペースを広く取ったり、コンロは遠くに配置したりと設計を工夫して対策しましょう。

3-3. 油や水はねが気になる場合もある

家族と会話をしながら料理を楽しみたい場合、コンロやシンクに向かい合うようにしてカウンターを配置したいと考える人も多いでしょう。しかしその場合、どうしてもキッチンからの油はね・水はねが気になってしまいます。

対策として、コンロ周りに取り付けることで油はねを防止できる「オイルガード」や、水まわりに設置する「水はね防止スクリーン」などを検討しましょう。向こう側が見えるガラス製品を選べば、家族とのコミュニケーションを邪魔することもなく、開放感を味わいながら料理を楽しめます。

またキッチンに高さ 10 ~ 15 cmくらいの立ち上がりの壁を作っても対策可能です。ちょっとした目隠しにもなるため、食事中にキッチン内の様子を気にしなくて済むでしょう。

4. キッチンカウンター兼ダイニングテーブルは DIY できる?

KPM house 楽器と暮らすリノベーション (建築家 : 松尾宗則 ・ 松尾遥) の作品画像 KPM house 楽器と暮らすリノベーション (建築家 : 松尾宗則 ・ 松尾遥) の作品画像 KPM house 楽器と暮らすリノベーション (建築家 : 松尾宗則 ・ 松尾遥) の作品画像
KPM house 楽器と暮らすリノベーション (建築家:松尾宗則 ・ 松尾遥

DIY が得意な人は、自分でキッチンカウンター兼ダイニングテーブルを作れるでしょう。
しかしあまり経験がない人は、サイズをミリ単位で計ったり木材をつなぎ合わせたりと、想像以上に大がかりな作業が必要となるため、あまりおすすめはできません。

また市販されている簡易的なテーブルをキッチンの横に置くだけで、カウンター兼ダイニングテーブルとしても使えます。とはいえ市販品はデザインやサイズが限られているため、理想に合うものを探すのは一苦労です。

このように、ご自身でキッチンカウンター兼ダイニングテーブルを用意するのはなかなか骨の折れる作業といえます。

せっかく費用をかけるなら、造作家具も請け負ってくれる建築家(設計事務所)に依頼してみませんか? 依頼主の要望をしっかりくみ取り、住宅の雰囲気に合わせてデザインしてくれる ため満足のいく仕上がりになるでしょう。

5. プロがデザインしたかっこいいキッチンカウンター兼ダイニングテーブル 7 選

最後に、建築のプロがお客さまの要望を汲み取ってデザインしたキッチンカウンター兼ダイニングテーブルの実例を 7 つご紹介しましょう。ダイニングテーブルの代わりになるキッチンカウンターがほしい人はぜひ参考にしてください。

5-1. 丸みのある形が温かい印象を与えるダイニングテーブル

やわらかウォールのある家 (建築家 : 御手洗 龍) の作品画像 やわらかウォールのある家 (建築家 : 御手洗 龍) の作品画像 やわらかウォールのある家 (建築家 : 御手洗 龍) の作品画像
やわらかウォールのある家 (建築家:御手洗 龍

こちらの住宅では、居住空間を仕切る壁が弧を描いていて柔らかい印象があります。そしてその雰囲気に合わせて、家族が揃って食事をともにするダイニングテーブルは可愛らしい円形に仕上げている点が魅力です。またテーブルと同じ色合いのイスを揃えて、空間の統一感も大切にしています。

5-2. ミニマムな敷地で実現させたマイホーム

阿倍野の住宅 (建築家 : 中尾 彰良) の作品画像 阿倍野の住宅 (建築家 : 中尾 彰良) の作品画像 阿倍野の住宅 (建築家 : 中尾 彰良) の作品画像
阿倍野の住宅 (建築家:中尾 彰良

敷地間口が約 3 メートルしかないこちらの住宅。そんなミニマムなお家にはキッチンカウンター兼ダイニングテーブルが最適です。

キッチンとダイニングはつながっているように見えますが、境目に小上がりを設けることでひっそりと空間を分けています。日中は電気を付けなくても小さな天窓からさんさんと光が降り注ぎ、明るい空間を作り上げてくれるでしょう。

5-3. 空間全体が流れるようにつながるデザイン

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slash house キッチンから生まれるリノベーション (建築家:松尾宗則 ・ 松尾遥

こちらはリノベーションをするマンション探しからサポートした実例です。人を招いて料理を振る舞うことが好きなご夫婦だったため、キッチンからダイニング、リビングといった空間に連続性を持たせています。

ダイニングテーブルとキッチンテーブルの境目がぼやけないように段差を設け、「ここからが食事をする場所」と視覚的にも感じられるようになっています。

5-4. 美しい木目が目を引くナチュラルなキッチン・ダイニング

KH house (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像 KH house (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像 KH house (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像
KH house (建築家:伊原 孝則

二世帯住宅になっているこちらは、 2 階にある子世帯一家が住む家です。床と天井に合わせて、同じ色味の木材でキッチンカウンター兼ダイニングテーブルを製作しています。

空間にあまり余裕がないため、ダイニングテーブルをキッチンカウンターとくっつけて、家族がリラックスするリビングのスペースを広々と確保しているところが特徴です。

5-5. バーのような使い方で<大人の時間>を楽しめる家

OKハウス | OK HOUSE (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像 OKハウス | OK HOUSE (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像 OKハウス | OK HOUSE (建築家 : 伊原 孝則) の作品画像
OKハウス | OK HOUSE (建築家:伊原 孝則

こちらの住宅は、キッチンカウンターの高さに合わせたイスをセットすることで、ムーディーでおしゃれな空間を作り上げています。全体的にシックな雰囲気にまとまるように、あえて深い色合いのブラウンをチョイス。バーのような空間でお酒を楽しみたい人にはピッタリのデザインといえるでしょう。

5-6. 高級感の漂うキッチンカウンターで食事を楽しむセカンドハウス

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眺の家 | A place to admire beautiful things (建築家:伊原 孝則

セカンドハウスとしてリノベーションされたこちらの住居では、黒い大理石のキッチンカウンターで優雅に食事を楽しめます。L字のカウンターは、まるで高級料理店のようなゴージャスな雰囲気をかもし出してくれます。

またクラシックな空間に統一するために、キッチンスペースを上品な黒でまとめ上げている点も魅力です。

5-7. 料理しながら海を眺められるおしゃれな家

大島の住宅 (建築家 : 鴻野 吉宏) の作品画像 大島の住宅 (建築家 : 鴻野 吉宏) の作品画像 大島の住宅 (建築家 : 鴻野 吉宏) の作品画像
大島の住宅 (建築家:鴻野 吉宏

目の前に広大な海が広がっているこちらの住宅は、この好立地を活かして海に面している壁を大開口にしています。キッチンで料理をしながら、ちょっと顔を上げればキラキラと光る海が目に飛び込む仕組みです。

またキッチンカウンターとダイニングテーブルが一直線につながっているため、完成した料理を横に運ぶだけで楽々配膳できます。家事動線が良くなり、毎日食器を運ぶストレスを感じずに過ごせるでしょう。

6. まとめ

キッチンカウンター兼ダイニングテーブルは空間を有効活用しつつ、家族との距離を近づけてくれる間取りです。リビングを広々と使えて開放的な空間を演出できます。

「キッチン・ダイニング・リビングって 3 つの空間を取り入れる広さがない……」と悩んでいる人は、ぜひキッチンカウンター兼ダイニングテーブルをご検討ください。

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