「銭形金太郎」というTV番組のなかで、CMから本編に戻る際に3秒間流れるIDの製作を手がけた。番組の個性を表現する、このイメージ映像には、短時間のなかでインパクトを与えることが求められた。そこで、見た目は立派だが、薄っぺらの「銭金ハウス」を提案した。ビンボーさんの家を訪ねドアノブを回し開こうとすると、家の壁ごと開いてしまう。ふたの裏にご飯粒がくっ付いてくる弁当箱のように、家の壁一面の大きな扉の裏側にはテーブルや階段の一部がくっ付いたまま開閉される。短い映像だが、模型は詳細まで作り込んだ。壁が開くものと家の中でトイレをとりあうもの、2つのバージョンの映像を制作し放映された。
主要用途: 銭金 ステーションID
所在・会場: 銭形金太郎 tv asahi
延床面積: 0.009m2
設計期間: 2005.09-10
施工期間: 2005.09