2006年に台湾で誕生し、世界に1,400店舗以上*を展開するアジアンカフェ「Gong cha(ゴンチャ)」の東京駅 グランルーフ フロント店の内装計画。東京駅という場所柄、幅広い客層に受け入れられる店舗が求められた。* 2020年11月現在
既存躯体の段差を利用し、店舗の手前と奥で利用者のニーズに合わせてエリア分けする構成とした。手前の一段低いモルタル床のエリアには、ビッグテーブルやハイカウンター席を配し、利用者が一人でも気軽に立ち寄りやすくしている。ブランドカラーでもある赤色のリノリウムのスロープを上ると、奥にはレジカウンターと、ベンチやテーブルセットのあるエリアが設けられている。
「中国の皇帝がかつて愛したような上質なお茶を、現代的なスタイルで幅広く楽しんでもらいたい」というブランドの想いを、茶葉のモチーフで表現した。濃淡のあるタモ材を組み合わせ、茶葉をイメージして作られた天蓋、テーブル、腰壁など、空間全体でゴンチャの世界観を表している。
世界を代表するアジアンカフェを目指し日々進化するゴンチャ。その根源である茶葉から始まるブランドストーリーが幅広い客層に浸透するような店舗を目指した。
主要用途: 飲食店舗
施工: イシマル
クレジット: ブランディング, グラフィック: THAT’S ALL RIGHT. / 照明計画: BRANCH LIGHTING DESIGN
所在・会場: JR東日本東京駅構内 地下1階 グランルーフ フロント内
延床面積: 146.9m2
設計期間: 2020.04-.09
施工期間: 2020.09-11
写真: 楠瀬友将
ウェブサイト: https://www.gongcha.co.jp/