北東の角地に建つ住宅です。
南側が隣地と接しているため、建物を北側に寄せても南側の庭は、常に隣戸の陰になってしまいます。
そこで、ほぼ正方形の平坦な土地に十字のプランを描き、四隅に個性の異なる4つの庭を計画しました。
1つ目は、玄関前の前庭。
2つ目は、玄関前の坪庭。
3つ目は、洗面・トイレの坪庭。
4つ目は、浴室前の坪庭。
切り分けた4つの庭は上下階をつなぎ、この住宅のすべての部屋に光と風を届けます。
設計担当:納谷学、滝沢茂雄、岡田祐介
構造設計:長坂設計校舎 長坂健太郎
施工会社:高橋建設
敷地面積:112.53㎡(34.04坪)
延床面積:108.09㎡(32.7坪)
1階床面積:73.40㎡(22.2坪)
2階床面積:60.45㎡(18.29坪)
ロフト階床面積:20.05㎡(6.07坪)
構 造:1階RC+2階木造在来工法
北東の角地に建つ「奥沢の住宅」。1階はRC造、2階はロフト付きの木造になっています。
車庫から見た玄関アプローチです。1つ目の庭を介して駐車場と玄関がつながっています。
玄関の前には2つ目の庭。寝室を介して洗面脱衣室が見えます。
寝室から玄関方向を見たところです。右の寝室の奥に2番目の坪庭、左の駐車スペースの奥に玄関アプローチ横の前庭が見えます。
浴室に面した4番目の庭は、斜めになっていて緑がよく見えるようになっています。
2階のリビングダイニングです。キッチンの上にロフトスペース(スタディスペース)があります。
子供部屋の方から南のデッキスペースを見たところです。ロフトがない分、天井が高いリビングダイニングになっています。
デッキスペースの方から子供部屋の方を見たところです。
子供部屋は2段になっていて、上はベットスペース、下はスタディスペースになっています。
「奥沢の住宅」の夕景です。コンクリートの壁の上に十字の箱が載っているのが分ります。