秋田内陸縦貫鉄道の駅の一つ阿仁合駅のリノベーションです。
阿仁合駅を日常的に利用する近郊の人はもちろん、観光客やスキー客を迎い入れる解放的で明るい駅舎を提供したいと考えました。
その実現のため、既存の駅舎の使われてなかった部屋を整理し、構造で必要な最低限の壁や柱だけを残し、構造補強が必要な場所に駅舎全体のバランスが良くなる様にしています。
長年愛されてきた洋食屋「こぐま亭」の席数を増やし、その横にはトレインビューのカウンター席を設け、村民ギャラリーや待合コーナー、大きな吹抜けの下にはお土産コーナーを配して、駅舎全体をまんべんなく利用者が楽しめる様にしました。
マタギの里、豊かな自然が溢れる森吉山の玄関口として、大らかに利用者を迎えれればと思います。
設計担当:高橋・コード・納谷 設計共同体
高橋リエ子建築設計事務所 高橋理特子
コードアーキテクツ 小杉栄次郎
納谷建築設計事務所 納谷学、太田諭
構造設計:MID研究所 加藤征寛
施工会社:第一建設工業
構造形式:木造 一部鉄骨フレーム
場 所:秋田県北秋田市
竣工年月:2018年3月
延床面積:586.53m² (177.43坪)
1階床面積:328.14m² (99.26坪)